ランキング解説(シュガーソングとビターステップ)
こんにちは、コウです。
先日は唐突にUNISON SQUARE GARDENランキングを発表しましたが、ただ好きな曲を書いただけで、なんのコメントもしなかったので、これから何回かに分けてぼくが選んだ曲について理由を説明して行こうと思います!
とりあえず今回は10位のシュガーソングとビターステップから行きます!
この曲は間違いなくUNISON SQUARE GARDENの曲の中でも最も有名な曲だと思います。UNISON SQUARE GARDENと聞くとこの曲は知ってるけど他の曲は知らないという人も多いのではないでしょうか。ユニゾンの曲にはメロディの中に歌詞がぎっしり詰まっている曲が結構あるのですが、この曲はまさにその代表例です。Aメロからサビ終わりまでほぼ休憩なしで歌詞がはめ込まれているのですが(歌うのめっちゃしんどい)、これがうまくはまっています。メロディとその中に詰まっている歌詞の語呂のよさと斎藤さんの綺麗なハイトーンボイスがうまく融合してめちゃくちゃキャッチーで聞いていて気持ちいい曲になっています。これはユニゾンにしか出せない良さだと思ってます。ユニゾンは歌詞が少し難解で、一聴ではわからないものが多いのですが、意味がわからずに聞いていても気持ちよく聞けるものが多いので別に歌詞を理解せずに聞いていても十分楽しめます。
しかし、だからといって歌詞はほっとけばいいかというとそうではありません。僕はむしろ歌詞がすごく好きで、こっちにも注目してもらいたいです。この曲の歌詞は「蓋然性合理主義」とかの独特で意味不明で難しい歌詞が使われているっていう印象が強いんですが、その印象的な歌詞に隠れて、実は強いメッセージが込められてる曲だと思っています。
まず一番では現代の世の中について歌っています。最近のめまぐるしく変わる世の中を「超天変地異みたいな狂騒」と表現しています。そして、これが普通で「平和」だと僕たちは勘違いしてるんですよね。また、みんな「平等性原理主義」の中で好き嫌いも主張できなくなって「人形とさして変わらないし」。めまぐるしく変わるのは社会だけでなく自分たちの心の中も同じで、嬉しい=シュガーソング=甘い、悲しい=ビターステップ=苦いという感情で目が回るということです。それでも「世界中を驚かせる」というポジティブなフレーズで終わります。そして2番に突入。
2番のサビでは「最高だってシュガーソング 幸せってビターステップ 死ねない理由をそこに映し出せ」
いいことも悪いことも幸せで最高と歌い、死ねない理由をその中から見出すことを主張しています。最後のサビでは「死ねない理由」ではなく「生きていく理由」に歌詞が変わっています。
曲全体を通してめまぐるしく変わる世の中で甘いことも苦いこともあるけどその中で生きていく理由を見つけていこうっていうポジティブなメッセージになってます。
一興去って一難去ってまた一興。
ということで、シュガーソングとビターステップ、一度深く聞いてみては?
それでは。