コウの雑記ブログ

いい音楽、伝えたい

果てるまで飲もう、僕らは美しい

久しぶりの更新だ。書かずにはいられないので、書こうと思う。

 

先日、マカロニえんぴつのmini ALBUM「season」がリリースされた。

今回初めて、メンバー全員が作曲した曲がそれぞれ収められており、全く違う5曲になっている。全体を通しての感想も書こうと思うが、今回は1曲目でフロントマンのはっとりが作曲した「ヤングアダルト」について書きたいと思う。

今年に入ってからさらに勢いが加速しているマカロニえんぴつだが、この曲はさらなる決定打、そして長く愛される代表曲になるだろう。個人的にもめちゃくちゃ好きな曲になった。

マカロニえんぴつの魅力を簡単に言うと、はっとりの色気のあるボーカル、ポップなメロディとアレンジ、そしてしっかりとしたバンドサウンドだろう。これらが相乗効果を起こし、かっこよさも親しみやすさもある、音楽好きもそうでない人も「良い!」と思える音楽になっている。

今回の「ヤングアダルト」もマカえんらしさが遺憾なく発揮されている。特にサビの「僕らは美しい」のメロディはヤバイ。

そして、今回注目したいのは歌詞である。この曲はもともと毎晩飲み明かしていたなかなか芽が出ない音楽仲間を見て、それぞれに悩みや葛藤がある中に存在するこの何気ない時間を肯定しようと思い、書かれた曲だそう。だがこれは「若者」というより一般的な存在に響く曲になっている。誰しも人生に絶望する瞬間はあるし、憂鬱な朝を迎えたくない時もある。この曲はそのような瞬間を超えるために手を差し伸べてくれる。自分ではどうしようもなくしょうもない、価値もないと思える日々を肯定してくれるようだ。

僕らはこの曲がある限り、夜を超えられるし、どんな日々を過ごしていても自分の人生が美しいと思えるのだ。

この曲がさらに多くの人に聞かれ、夜を超えるための歌になることを願う。